パーテーションのメイン素材はスチールとアルミがあります。
どちらの素材にも一長一短があるので、パーテーションとして使用する際には適材適所で活用することがとても重要です。
この記事では、特にアルミパーテーションを取り上げ、素材の持つ魅力について紹介します。
かつてのアルミパーテーションは、柱が露出することやパネルのカラーやデザインにバリエーションが少なかったことから、あか抜けないイメージを持たれがちでした。
しかし、パネルのカラーバリエーションや仕様がどんどん豊富になり、選べるデザインも増えたことによって、オフィスのエントランスにも遜色なく使用できるパーテーションへと進化しています。
アルミパーテーションのデザイン上の特徴は、柱が露出することです。
かつては敬遠されていたアルミフレームの露出も、パネルのカラーデザインが増えたことによって、アクセントとして受け入れられるようになりました。
アルミの柱はアルミフレームならではの魅力と捉えられるようになり、デザインの一部として活かされる傾向にあります。
ですから、すっきりとした見た目のスチールパーテーションと並べて設置した場合でもそれほど違和感はありません。
オフィスのアクセントと捉えることができるでしょう。
柱の色もアルミフレームらしいシルバーだけでなく、ホワイトやブラックなど別の色も選べます。
これにより、ガラスとの相性も各段アップしました。
ガラスを取り入れる場合、スチールパーテーションと同等のデザイン性をアルミパーテーションで表現することができるようになっています。
アルミパーテーションかスチールパーテーションか。どちらを好むかは人によるので、デザイン以外の面も含めて専門業者とよく相談してみることが大事です。
アルミパーテーションの最大の特徴は、短納期で低価格である事です。
スチール製のパーテーションの場合は、在庫品が無い場合や特注品である場合、納期まで通常2週間から1カ月必要ですが、
アルミパーテーションの場合は最短で翌日、特注品でもだいたい10日ほどで納品できます。
少しでも早くオフィスとして可動させたい場合や、早急に間仕切る事が必要な場合、アルミパーテーションで建てる事がお勧めです。
しかし、アルミパーテーションは防音性が低く、天井から床まで全体をパネルで仕切っても声が漏れてしまいます。
防音性が重要視される場合は少し時間がかかっても、スチールパーテーションや造作壁で建てると良いでしょう。
また、パーテーションを移設させたい場合に、コストを抑える事が出来るのも特徴の一つです。
それまで使っていた部材のほとんどをそのまま流用できるため、オフィス移転やレイアウト変更などが必要になったときに、
状況に応じたフレキシブルな対応が可能で、コストも抑える事が出来ます。
実際にオフィスを使い始めてからでも、使い勝手に問題が出たり、新たなニーズが生まれたりすることはあり得ます。
そのようなタイミングで、随時レイアウトを見直しやすいのも、アルミパーテーションならではの魅力だといってよいでしょう。
アルミパーテーションは、軽くて加工や取り扱いのしやすさが魅力です。
かつてはかなり劣っていた意匠性が、エントランスに採用されるまでのレベルになりました。
遮音性能は高くありませんが、サウンドマスキングの併用で補うことが可能です。
納期の短さやコストでメリットが大きいアルミパーテーションを上手に活用しましょう。