業務内容に適したオフィスレイアウトとは?レイアウトの見直しで業務効率アップ!

2019/07/31

お役立ち情報

同じ広さのオフィスでも、業種や業態ごとに好まれるレイアウトが違います。
それぞれ便利なデスク配置や機能が異なるからです。

快適に働くためには、効率よく移動するための導線も確保しておかなければなりません。
業務しやすいレイアウトになっているかオフィスを見直してみましょう。

この記事では、業種や業態に合わせたレイアウトパターンを紹介します。

業務形態に適したレイアウトパターン

業務形態に適したレイアウトパターン
執務スペースのレイアウトは、机と机をどのような位置関係に配置するかという点がもっとも大きな課題になります。机と机の位置関係によっては、1日中ストレスを感じながら過ごすことになるからです。

周りの視線や音が気になり、仕事に集中できない配置にしてしまったのでは、業務効率を低下させてしまいます。まずは、基本的な机の並べ方を見ていきましょう。

対向式レイアウト

部署ごとに机を向かい合わせにして、島を形成するように並べる方法です。お互いの顔が見えるので、コミュニケーションを取りやすい配置といえます。

また、椅子のスペースと通路のスペースが重なるため、狭いオフィスでも通路の確保がしやすい形です。
座席の数を変化させることで、人数の変動にも柔軟に対応できます。

管理職の席だけ向きを変えて配置するので、部署内での指揮系統をはっきりさせやすいといった点もメリットです。

しかし、正面に人がいる状態で仕事をするので、視線が気になりやすい点はデメリットです。
執務中の視線を遮りつつ、コミュニケーションの取りやすさを確保するには、正面の机との間に低めの衝立を設置します。

在席時間が長い事務職や営業職を始め、オールマイティーに使えるレイアウトです。

背面式レイアウト

壁やパーテーション側に机を向け、座ったときに背中合わせになるように机を配置する方法です。他人の視線を気にすることなく自分の仕事に集中しやすく、プライバシーも保てます。

しかも、横や後ろを向けば、すぐに周りとコミュニケーションが取れます。集中しやすさとコミュニケーションの取りやすさのバランスが取れている点がこのレイアウトのメリットです。

しかし、壁に向かって机を設置するので、部屋の広さによっては広い空きスペースができてしまうもったいないレイアウトになります。

スペース効率があまりよくない点がデメリットなので、人数が少なく狭いオフィス向きです。広いオフィスで背面式レイアウトにするなら、ブースを作ったうえで机を配置する形になります。

集中力とコミュニケーションの両方が必要なクリエイティブな職種向きです。共同作業が多いチームで企画、開発、設計などを行う職場に向いています。

リーダーが全体に目を行き渡らせるのが難しいレイアウトになるので、そのことを考慮してメンバーのポジションを決めることも必要です。

ブース型レイアウト

個別のブースを作って、そこに1人分ずつ机を配置する方法です。机の周りを壁やパーテーションで覆ってしまうので、視線だけでなく音もある程度遮断できます。

周りからの視線が気にならず集中しやすい点が最大のメリットです。個々で作業を行うことが多いクリエーターやプログラマーなどの仕事場に向いています。

しかし、それぞれのブースの周りにスペースを設けて通路を確保しなければならないので、スペースを効率よく使えない点がデメリットです。

比較的広いスペースを必要とするレイアウト方法なので、一部だけブース型にするという選択もできます。パーテーションの高さやブースの配置を工夫することで、周りとのコミュニケーションを取りやすくすることも可能です。

また、独立した個室のような造りになるので、密なコミュニケーションが必要な部署には向いていません。特に、リーダーの目がグループ全体に行き渡らなくなるので、個人で作業をする技術職向きのレイアウトです。

フリーアドレス式レイアウト

机の並べ方だけを見ると対面式とよく似た島型のレイアウトですが、固定席を設けません。空いている席に自由に座れるようにするので、座席数は必要最低限で済むのがメリットです。

出張の多い部署や在席時間の短い営業職などに向いています。部署間を超えたコミュニケーションが必要なプロジェクトの仕事場としても向いている形です。

ただし、誰でも席を使えるようにするためには、机の上をフリーにしておく必要があります。パソコンや個人的な荷物をフリーで置けない点はデメリットです。

フリーアドレス式レイアウトに用いる机には基本的に引き出しがないので、個人的な収納スペースを別に確保しなければなりません。

また、書類やパソコンを管理するうえで、セキュリティ対策が必要なレイアウトです。

 

業務効率を上げるポイント

オフィスレイアウトをする際には、空きスペースの確保とスペース配分に気を付けなくてはなりません。オフィス全体を執務に使えるわけではないからです。

机や椅子、オフィス家具などを設置するスペースは、全体の5~6割程度に止めておきましょう。そうしなければ、実際に人が入って仕事を始めたとき、不都合が生じてしまいます。

一見無駄に見える空間も、快適に仕事をするためには必要だということを理解したうえでレイアウトすることが大事です。

スペースに机や椅子がギリギリに収まった状態では仕事ができません。
座るためのスペース、椅子を引いて立ち上がるためのスペースなどが必要です。

たとえば、机の幅を1200mm、奥行きを600~700mmとした場合、人が座って作業するためには手前に400mm余分にスペースが必要になります。

椅子を引いて立ち上がったり、引き出しを手前に引き出したりするために必要なスペースは700~900mmです。
ですから、机を設置するスペースは、幅1200mmに奥行きは1350~1600mm必要ということになります。

また、部署内での移動や他の部署との行き来には通路も必要になります。
理想的な可動領域は、壁から机までが1200mm、机と机の間の通路幅が1600mm、廊下が1200~1400mmです。

しかし、実際のオフィスでは、これよりも狭くなってしまうことが少なくありません。通路を確保する際には、どの通路をメインとして考えるのかという点がとても重要になります。

たとえば、人の行き来が少ない場所なら、1人が通れるスペースを確保すれば済みます。人1人が通るために必要な通路幅は800mmです。

しかし、同時に数人が移動するなら、もう少し広いスペースが要るでしょう。1人が待機してすれ違うことができる通路幅は1000mmです。

さらに、オフィスの入口近くや人の行き来が多い部署では、もっと広いスペースの確保が必要でしょう。1回1回片方が待機しながらすれ違うようなことをしていたら時間がかかり過ぎます。

人の行き来が激しい場所では、複数の人が余裕を持ってすれ違えるスペースが必要です。
2人がスムーズにすれ違うために必要な通路幅は1350mm以上といわれています。

部署ごとの業務内容や他の部署との関連性を意識して、スペースを配置することが大切です。

また、オフィスの場合は、適切なゾーニングができているかどうかで使い勝手が変わります。ゾーニングとは、オフィスの要素を機能や用途によって分け、振り分けることをいいます。

外部の人が立ち入ることができるゾーン、従業員だけが立ち入ることができるゾーン、外部の人と従業員の両方が共用するゾーンという分け方が一般的です。

たとえば、外部の人が立ち入ることができる受付や応接室は、入口の近くに置き、トイレは共用のゾーンに配置すると使いやすくなります。

適切なゾーニングをしたうえで、通路の位置を考えるようにすれば、必要なスペースを効率よく確保できてよいでしょう。

 

業態や職種を考慮した空間の使い方をしよう

オフィスレイアウトには、どんな仕事をする人が何人いて、どのような使い方をするかという情報がとても重要になります。
業務効率を上げるポイント
業態や業種によって業務内容が異なり、それぞれ必要な空間の広さに差があるからです。

効率よく働ける環境を作るためには、適切なレイアウトが必要になります。ただ机や椅子を空間に収めればよいというものではありません。

業態や職種による特徴を考慮して、必要な空間を確保することを心がけましょう。

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